抹茶葛餅のレシピ

初めて作ったので、技術面でいろいろ失敗した箇所があり、同じく初めての方は、注意してください。味は抜群に美味しかったのでこのレシピでいいと思います。

材料

葛粉  100g 餡子の甘さがあるので砂糖を加えません
抹茶 5g
餡子 120g以上 砂糖を無しにするなら麹餡子
水  450ml

作り方

1.餡子を120g以上使い、10gのを12個作りパットに置いておきます。(甘味が好きな方は、10gでは少ないかもしれません。15~20gにして葛を薄めに包んだ方がいいですが、熱いのでなかなかうまくいかないので慣れてからですね)

2.葛粉と抹茶をよく混ぜてなじませます。砂糖入れなくていいです。

3.   水450mlのうち200mlを鍋に入れて2を入れ大きいダマが無くなるまで混ぜます。

4.中火にかけ、木べらでぐるぐる混ぜます。残りの水250mlを入れます。白い色が無くなるまで混ぜます

5.パッドにあけて、ビニール手袋をして熱いうちに餡子を入れ丸めます。

6.冷やして出来上がり。

丸めるのが熱くて思い通りの形になりませんでしたが、とても美味しかったですよ。

抹茶葛餅

抹茶葛餅の薬膳的効能

葛粉

· 五性 涼性
· 五味 甘味
· 帰経 脾、胃

筋肉の緊張を緩め、自然な発汗を促して邪気を体の表面から追い出します。「首や肩のこり」を和らげる効果があります。
生津:体の潤い(津液)を生み出し、のどの渇きを潤します。止渇: 渇きを止めます。 健脾(けんぴ): 消化器官(脾胃)の機能を強化します。

抹茶

· 五性: 涼性(または微寒。体の熱や炎症を鎮める)
· 五味: 苦味(余分な熱を冷まし、気を降ろす)、甘味
· 帰経: 心、肝、脾、肺、腎

頭部の熱を冷まし、目をすっきりさせ、精神をクリアにします。頭痛や目の疲れに良いです。
· 清熱解毒: 体の余分な熱や毒素を取り除きます。
· 消食: 食べ物の消化を促進します。· 利尿: 尿の出を良くし、むくみを取ります。· 抗酸化作用: 現代科学でも認められるカテキン(ポリフェノール)の強力な抗酸化作用

小豆(餡子)

· 五性: 平性(体を温めも冷ましもしない、中立)
· 五味: 甘味、酸味
· 帰経: 心、小腸 (脾・腎にも)
· 効能:
· 利水滲湿(りすいしんしつ): 水分代謝を促進し、むくみを取ります
· 清熱解毒 : 抹茶同様、熱や毒素を取り除きます(特に皮膚の炎症などに良い)
· 健脾: 胃腸の機能を助けます。

まとめ総合

1. 清熱安神 : 抹茶の「頭部の熱を冷ます」効果と、葛粉の「緊張を緩める」効果が合わさり、イライラやのぼせを鎮め、心を落ち着かせる作用が強まります。ストレスによる頭痛や肩こりの緩和にもつながります。
2. 健脾利湿(けんぴりしつ): 3つの食材全てに「脾胃(消化器系)の機能を助ける」効果があります。さらに、小豆と抹茶の「利尿・むくみ取り」効果が合わさり、消化促進と水分代謝の改善というダブルの効果が得られます。夏バテや、湿気の多い時期の体の重だるさ対策に最適です。
3. 生津止渇 : 葛粉が体に潤いを与え、抹茶とのどを潤す相乗効果で、夏の熱中症対策や、空調による乾燥からのどの渇きを感じる方にもおすすめです。
4. 抗酸化・美容効果 : 抹茶の強力な抗酸化作用と、小豆の解毒作用、葛のでんぷんの保護作用が合わさり、体内の酸化を防ぎ、美肌づくりをサポートするデザートとしても優秀です。