知識と体験の融合・砂糖不使用のデザートも味わう

先日、初のさんよすみ主催のワークショップを「講義」「食薬の体験」「薬膳スウィーツの試食」の3部構成で開催しました。定員8名のところお手伝いスタッフ役以外で7名参加いただきました。またお借りしたのは、広いカフェなのですが、食器やデザートの分量を考えると、初めてなので、丁度いい人数だったと思います。また参加者さん同士も話しやすくいい交流が持てたようで嬉しかったです。会場を紹介してくれた友人やとても興味深く話を聴いてくださった参加の皆さんに感謝します。

血糖値に配慮!

途中、砂糖の話になり、血糖値上昇無しの羅漢果とステビアをお持ちしたので、それを実際味わって体験もしてもらいました。血糖値上昇を抑えるための甘味料は、色々販売されていますが、実際の天然そのもののステビアの葉を粉砕したものと羅漢果があります。羅漢果は有名な商品名ラカントの素となっている果実を干したもので、水分を加え熱して溶けたシロップを使います。中華の味付けに使われますが、私は、バクテー(骨肉茶)に使われている羅漢果の味がマイルドでなかなか他では代用できないものだなと思っていました。ステビアは緑の粉です。癖のある味と香りですが、色の付いたゼリーに使うには、とても便利です。皆さんの意見も保存が効くのでこれいいなーと言われていましたし、紅茶の甘味が欲しい場合は、茶葉と一緒に入れれば便利ですね。
写真は羅漢果を砕くと種を包んだふさふさが出てきます。これが甘いです。皮を舐めても甘いです。煮詰めると黒いシロップになります。下の瓶の中はステビアです。

羅漢果とステビア

こだわりまくりの薬膳デザートメニュー

メインのデザートは、●竜眼肉入り人参の米粉パウンドケーキです。人参とレーズンのパウンドケーキは、血も気も補う組み合わせのデザートですが、血を補う生薬として竜眼肉の実をラム酒に付けたものを刻んで入れました。
甘味は、全部ステビアを入れたかったのですが、なかなかバターと乳化しないことがありました。従来のきび砂糖に蜂蜜、ステビア配合しました。
●麹の甘味だけの麹あんこ。パウンドケーキに餡子は合わないようですが、甘味が足りない方はこの組み合わせもいいかと考えました。麹の甘酒同様、麹の甘味は、とてもまろやかで有難いです。
●甘味のケーキや麹あんことともに身体を温めリラックスしていただき眼福なマイマイカの薔薇とレモングラスのお茶
お口のなかをさっぱりさせながら柿と柚子のマリネで身体を冷やさないデザート
●締めの高級烏龍茶
麹あんこの作り方はこちら

シュガーフリー、ギルトフリーを度外視すれば、スウィーツの好みは、人それぞれですが、柿と柚子のマリネについては、皆さんに特に気に入っていただけたようです。柿が身体を冷やすので苦手な方は、柚子やシナモンと組み合わせていただきたいです。お正月のお節にも黒砂糖を足せば日持ちするのでおすすめです。

何のためにこの食材を選んだか、そのベースになる知識

実は、数年前から近しい人達から薬膳のことを知りたいからそんな会をやってよとも言われていて、どのような形式にしようか長い間模索していました。
薬膳は、健康になるための食事やその食べ方のことですので、人それぞれの体質や環境を考慮する必要があります。ベースになる中医学の基礎、人体の要素 気・血・水、そして熱陰陽五行説をわかりやすく説明しないと応用ができません。
一般向きに販売されている薬膳のいろはの本を読んでもいまいち頭に入ってこない方や、もう少し突っ込まないと納得いかない、あるいは、いちいち勉強する時間もない人もいるでしょう。そういう方を対象にするなら、自分の実践もお話することがわかりやすいし、学んだ内容を限られた時間でいかに言語化するかを念頭に置き、テキストを作りました。
薬膳のわかりやすい基本はここにまとめています。自分でも忘れたら読み返します。(初の講義はもっと身近にアレンジした話にしました)
お持ち帰りの生薬は、そのまま食べていただけるものと鍋に入れていただけるものを3種配布しました。

冬は腎にフォーカス、アンチエイジングに深くかかわる

冬なので、腎にフォーカスした内容となりました。腎は、特にアンチエイジングに深く関わる臓器でもあります。冬が旬の食材を意識すると自ずと腎に帰経する食薬が多くあることもわかります。難しく考えなくても自然が理に叶った仕組みで動いていたこともわかります。
難しいというか要素が沢山ありややこしい(だから面白い)内容だけど理解していただけたようですし、興味深く聴いていただけたようです。生活に少しでも取り入れていただけたら嬉しいです。薬膳茶のようなものやステビアを使いやすくしたものをワークショップで販売してよというご感想もいただきました。それについては、ずっと考えていてパッケージをどうするか、ネーミングが薬事法に掛からないかとか考えていたら時が経過しまくっていました。
周りの方のご意見を参考にしつつ今後の展開を考えていきたいです。
四毒抜きについての質問もいただきました。小麦粉が一番抜きやすいと思います。食欲コントロールがしやすい一番の近道だと思います。
米粉のパウンドケーキレシピについてはまた後日記述する予定です。米粉の使い方や市場の動向なども追って記事にしますね。