2泊3日の濃縮台北旅

1月の正月明けに国際薬膳師のお仲間と二人で油化街探索と中医診断と漢方薬処方をメインに台北に行ってきました。限られた2泊の時間で、予め念入りに打ち合わせし、訪問地を絞りました。お互い台北2回目だったのが功を奏し、観光地を欲張ることもなく、薬膳仲間の方々のホテルやお店情報も得て、ゆったり景色を見てお茶する時間も博物館見学も無しでしたが、薬膳テーマを柱に、効率的かつフレキシブルな旅となりました。

夜の龍山寺の澄んだ気

桃園空港から台北駅まで、電車で1時間弱、駅からホテルまで10分ほど。道中ほんのり漂ってくる八角の匂い、10年振りに訪れた嬉しさがじわじわ効いてきました。
ホテルで身支度を整えたら、夕飯時に合わせて美味しいと評判の無老鍋に行くのですが、このお店は、いろいろ支店があり、方角としては、西南、龍山寺から一駅歩くぐらいの距離です。まずは、パワースポット龍山寺まで地下鉄で。10年前とはガラッと変わり、台北駅は、東京駅のように複数の路線が交差し、広く綺麗になっていました。
前回に行った当時の龍山寺は、朝で、沢山の人達でお経が響き渡り、修行僧の方も沢山おられました。今回の夜の龍山寺は、ライトアップされて、その美しさと境内の空気の気持ち良さが格別で感動しました。観光客の多さからか、お線香は、配布されなくなりました。
写真は、お寺の門を入ったところに広がる空間です。向かって右手に滝が流れ、紫色にライトアップされ、左手側には、龍が口から噴水を出している池があり、鯉が泳いでいます。
龍山寺
この境内の澄んだ空気の良さは、有難い不思議な気持ちにさせられました。実は、寺の東側は、いわゆるスラム街で、お金を恵んで欲しい人が、茶碗を片手に立っている環境があります。つまり、寺を出るとガラッと空気が変わるのをなんとなく五感か六感で感じられます。
さて、スラム街を横目に、一駅歩いたほどの距離を散策も兼ねて無老鍋のお店まで歩きます。店サイトはこちら
地図では、以下のようなルートになります。少し寄り道したので違うかもしれませんが。

寺のすぐ近くに夜も営業している薬草ストリートがあるのですが、忘れてしまい行きそびれました。
3分ほど歩いた所に18世紀の建物が残っているとても趣きのある場所があります。建物の造りも照明も綺麗だし、折角なので、いろいろ写真を撮りました。たまたま見つけられて幸運でした。電車に乗らず歩いた甲斐があります。この場所です。

ノスタルジックな界隈

地図では、このあたり。

マイルドさが人気の火鍋

無老鍋のお店の場所です。西門にあり、お店の窓から外を見ると、どことなく若者の街、昔の東京の渋谷東急デパートあたりの雰囲気に感じました。

とても人気店のため、少し待ちましたが予約なしで入店。豆乳鍋に野菜セット、豚肉、豆皮(ドウピー)(湯葉を乾燥させたもの)をオーダーしました。
綺麗な盛り付けでサーブしてくださり、とてもスマートな接客でした。店の内装もモダンで落ち着いて食事ができます。
お決まりの棗、枸杞子に、木耳(きくらげ)、南瓜、茸、大蒜(ニンニク)、血豆腐(鴨血(ヤーシュエ)や豚の血を固めた豬血(ジューシエ)があるらしい)芋団子のような芋圓(ユーユェン)、胡瓜などが入っていました。血豆腐は、見た目がグロテスクですが、レバーのような臭みが全くありません。鉄分の入った柔らかい蒟蒻といった感じです。避けずに食べられて良かったです。火鍋というと、どうしても唐辛子のイメージで辛くて唇がひりひりするイメージですが、ここは、マイルドさが人気の秘密のようです。
味を変化させたい場合は、いろんな香辛料や酢をチョイスできるコーナーがあったのですが、そこでも辛い!というような調味料は、あまりありませんでした。また、量的には、鍋一つ注文で、女性なら3人で丁度な分量でした。

特に美味しいのは、豆皮(ドウピー)でした。油で揚げたものも呼び名を変えていろいろあるようで、台湾の夜市や小吃(シャオチー)屋さんの炒め物、煮込み料理、鍋料理で非常によく使われる定番のヘルシー食材だそうです。茹でていくとふわふわになり白湯スープを含んで最高に美味しいです。芋圓(ユーユェン)もお腹が膨れますが、日本人の味覚によく合いつつ日本ではお目にかかれない具材です。

出汁がしみていきます。

この豆乳鍋は、全体として補血・健脾・潤燥を軸に構成された、身体への負担が少ない薬膳鍋でした。熱性の香辛料が、ほぼ無かったので、熱をこもらせやすい私には助かりました。豆乳は大豆由来の植物性たんぱく質を含み、脾胃を補い、血を養い、乾燥を和らげる性質があります。

豚肉滋陰・補虚の作用があり、豆乳と合わせることで、陰血を補いながら穏やかにエネルギーを補給する組み合わせです。豆皮(乾燥湯葉)は、豆類の栄養を凝縮した食材で、気血を補い、筋肉や皮膚を養う働きがあります。

棗(なつめ)と枸杞子は、いずれも補血・滋養強壮を目的とした定番食材で、胃腸を守りながら体力回復を助けます。

木耳(きくらげ)血を補い、血行を促進し、腸を潤す性質があり、油脂の少ない鍋料理と相性が良いとされています。
南瓜脾を補い、気を養う食材で、消化機能の安定を助けます。
茸類は低脂肪で、余分な熱や湿を溜めにくく、免疫機能を支えます

血豆腐(鴨血・豚血)は、薬膳では直接的な補血食材として扱われます。鉄分を含み、身体に熱をこもらせにくいため、レバーが苦手な人でも取り入れやすいです。
芋圓(ユーユェン)は、穀類・芋類の性質を持ち、脾胃を補い、満足感を与えてくれます。
胡瓜清熱・利水作用があり、鍋全体の温性を調整するバランス食材といえます。

セットに付くお茶も美味しかったのですが、季節ごとに変わるジュースは、今回は、金柑ジュースで注文しました。1注文で、1グラスではなく、ポットでくるのです。2人でも飲みきれません。初めての金柑ジュース!じゃばらじゃばらの味みたいでとても爽やかで、美味しいかったです。

デザートに豆腐アイスを注文しようと思っていましたが、サービスでシャーベットを持ってきていただいたので、ご馳走様となりました。

いつも一人旅が多いので、鍋ができた満足感、味も栄養的にも非常にバランス良かったので、私にとって早くもほぼ台北グルメは、ほぼ完結したようなものでした。

ここで、台北につくまでに主にやったことメモを

航空券とホテルはTrip.comで取りました。行きは、関空からベトジェットエアーでバンコク経由食事なし、帰りは、エアーアジア食事なしです。
三日前から台湾入国カード登録するのがベスト こちらから
帰国時用はこちら登録してQRコードを取得して保存。 時間のロスが防げます。
海外旅行保険は、エポスゴールドカードにて代理店経由(Trip.com)で航空券購入やホテル代を支払うことで付帯条件をクリアしました。
esimは、今年からドコモのahamoにしたので、esimをダウンロードする必要はなく、入国したらスマホをデータローミングするだけでした。
桃園空港に着いたら5000元分キャッシングしました。レートは、1元が約5円でした。中国と違い、朝市や個人商店は、デジタル決済ではない所が多かったです。それから悠々カードを買いました(カードを買って、自分でマシン台でそのカードにチャージします)。地下鉄やコンビニ買い物用です。
ホテルは、油化街へアクセス抜群のシティスイーツ台北ナンシーに宿泊しました。バスタブもあって広く、ツインの割には、お手頃価格でした。
事前に、バスローブ無し、ドライヤーは固定ではないこと、ボディシャンプーとシャンプー以外のアメニティ無しなどの情報は、メールで確認しました。2日目に行く中医師による診察はLineメッセージと電話にて予約してもらいました。
次の投稿その2.は、診察、漢方薬局編です。