機内食ナシレマから始まる旅

円安厳しい2024年9月、日本と同じく暑いマレーシア、クアラルンプールへ行ってきました。LCCのエアーアジアの足元が広い席とナシレマの昼食を前もってネット予約しました。「ナシ」は米、「レマ」はココナッツミルクの意味、ココナッツミルクで炊いたご飯にサンバルソースをまぶして食べました。煮卵が一個入っていて、その他は、ピーナッツか鶏肉か何か殆ど具材がわからない内容でした。ピリ辛。飲み物は、持参の水を飲みました。LCCなので、何もかも有料なのです。事前に見たメニューにはコカ・コーラの写真が載っていたので、付いてくるものと思っていましたが、それは単に注文例だったのでした。

クアラルンプール行き

クアラルンプールに着いたらホテルまでTrip.comで予約していたタクシーで1時間ほどでした。一泊8600円ぐらいのホテルは、そこそこ広く清潔で、アイロンもあり、安心しました。既に夕方になっていて、疲れもあるので、屋台ではなく、近くのレストランを探し、雰囲気の良さだけで入ってみました。辛くないのを勧めてとお願いしたのですが、なかなか辛い牛の煮込みでした。これもマレーシア料理に使われる調味料サンバルの辛さだと思います。ご飯はジャスミン米。
マレー料理
辛さが尾を引くので、甘いものを口にしたくなりました。ノンアルコールで勧めてもらったのが、この洒落乙なカクテル。グラスの周りに甘塩っぽく粉がまぶされています。

非常に美味しいノンアルカクテルジュースでした。Jambu Plum Pie
Green apple, guava, asam boi, cinnamon, lime

chow kit

朝も夜も活気に満ちた市場

レストランを出て宿泊ホテルに向かうと夜のマーケットが開かれていました。電球に照らされたフルーツが美しく見とれました。

お店の方が勧めてくれたこの地味なカーキ色のロンガンの実がとても美味しいですね。マンゴスチンより好きかもしれません。ひと房ぐらいペロっと食べられます。

遠くにペトロナスタワーが輝きます。

朝からマルシェはこんな感じでかなり長く並んでいます。エシャロットや筍を沢山見ました。夜は新鮮な魚と鶏肉も。
Chow Kit マーケットロードです。ホテルも近くでChow Kit駅もさほど遠くなく、便利で良かったです。
そして気温は、常に34℃から36℃で湿度も高いです。これが一年中続くと思うと私にはきつく感じます。

マーケット

Chow Kit Road Market

中心街のPavilion Shopping Mallで涼をとる

Pavilion KL - Couture Entrance | KL Shopping Mall

Pavilion KL – Couture Entrance | KL Shopping Mall

クアラルンプールは、地震の心配が無いからでしょうか、高層ビルが多いし、ショッピングモールも大規模ですね。レストラン街は、日本食のTOKYO STREETがあり、和食、ラーメンの他に、たこ焼きやおでんの店もあります。すき家の前にはキャンペーンでもないのに長い列が出来ていました。マレー料理の次に中華料理そして日本食、韓国料理の順で多い印象でした。名前の付いた日本食枠があるのは、それだけ特別なんだなあと感じます。
パビリオンのすぐ側にある伊勢丹の地下は、お寿司や抹茶、和牛ステーキコーナーが充実していました。そして値段も高すぎず、これは、毎日、和食が不自由なく食べられる環境だと思いました。
マレーシアへシニアが移住する条件は、仕事がある人、または、不労所得があること、約2千万の貯蓄があり、しかもそれをリンギット単位でマレーシアの銀行に預金しなければならないそうです。となると富裕層に限られると思いました。これから先、リンギットが暴落するようなことがあっても焦らなくていい、余剰資金が十分にある方達対象なんですねえ~(遠い目)。

ダイニングフロアでナシレマとライスヌードル

Chicken&Shrimp noodlesは、ライスヌードルで、あっさりしていて癖が無く、日本のたっぷり標準ラーメン量ですが、重くない昼食にぴったりでした。18.9RM リンギット 約600円です。

chiken&shrimp noodles

Grand mamaは、お洒落な外観のお店です。値段もリーズナブルでメニューがわかりやすいので、滞在中3回も来てしまいました。
これは、お店の方にノンスパイシーのメニューを頼んでお勧めされたものですが、やはりナシレマでサンバルソースを使っています。殻付き海老にソースが絡まっていて食べる作業が大変でした。まあまあの定食です。

人気メニューらしくこんな感じ。


綺麗なバタフライピーのお茶、多分下はグランベリー。

南国フルーツと野菜でヘルシーな清熱スイーツ

有名なヒンドゥー教の聖地、バトウ洞窟に行った帰りには、暑さにやられていたので、ここのアイスパフェを注文しました。ライチの他、フルーツだけでなく、とうもろこし、ナッツ、ひよこ豆、タピオカ、ナタデココ、ココナッツチップが入って黒蜜掛けです。日本ならこれだけの種類なら2000円近くするのでは?

とにかく暑さで火照った身体を冷ますため、一日一回は冷たいデザートを食べていました。

これは別の日に中華料理の店で食べたレモングラスのゼリーです。レモングラスのお茶は清熱作用に優れています。爽やかな味とレモンのスライスが合います。そして黒烏龍茶。

レモングラスゼリー

これは別のファッションフロアにあったお店のマンゴースイーツです。南国ならではのボリューム。

日本食ストリート

短い海外旅行で日本食を食べることは無いですが、そこかしこに目にする和食レストランの立派な店構えと人気に、世界一グルメの国は日本じゃないかと感慨深かったです。
やよい軒

一風堂

2024年9月時のお店です。

その他は、抹茶のカフェも多く、ちょっとした抹茶ブームのようです。

漢方を使った料理

パビリオンの地下は、主にフードコートや食料品街となっています。フードコートはとても賑わっていましたが、落ち着かないので、有名店マダムクワンで食事しました。ここは、接客もお料理もいい感じでネット注文できて迅速です。
椎茸料理や焼き鳥を食べました。居心地も良いので2回行きました。
これは鶏肉と胡瓜のソテーに煮込み椎茸ですね。

座席料金も含まれたと記憶していますが、ひとりでもゆったりソファー席に案内してもらいました。

Madam Kwan’s

同じフロアに漢方の本格的な店がありました。写真は、砂糖をまぶした蜜柑陳皮とマイカイカ:玫瑰花(ばら)です。バクテー:肉骨茶のパックは、食品売り場で購入したものです。この漢方の店は、お土産物も充実 taimal-herbs-medicineハトムギ(薏苡仁 ヨクイニン)も買いました。日本の高級椎茸も生薬として高値で売られていました。

同フロアの亀ゼリーで有名なお店で、ハーブゼリーと五花茶。
五茶とは?” 菊花 金銀花 木綿花 鶏蛋花 玫瑰花(たぶん)”だと思います。清熱解毒 リラックス、利尿の効能があります。こちらのブログを参考にさせていただきましたありがとうございます。
Koong Woh Tong

亀ゼリー

これを食べた翌日、とても体調が良かったです。
さて、マレーシアでどうしても食べておきたい肉骨茶(バクテー)を食べに行きました。伊勢丹の地下に中華グルメコーナーがあり、そこが一番リーズナブルかつ本格的でした。生薬も色々入っていますね。
全く脂っぽさが無く、さらさらと淡泊なスープでした。

バクテー 
川弓 当参 枸杞子 羅漢果 玉竹が入っているようです。

話題の店は、大体ブキビンタンエリアに集まっています。高級ホテルもここに集まっており、買い物好きな方は、ここを拠点にするともっと便利だと思います。

自分へのマレーシア土産としても買いたいのが、なまこ石鹸でした。美容イベントでマレーシアのブースでよく売られていて少しお高かったのです。なかなか見つからないので、こちらの方に尋ねたら、セントラルシティに売ってるとのことで早速買いにいきました。近くにチャイナタウンもあります。漢方薬局で、消化器をいたわる生薬キットを買いました。

ピンクピンク

さて、最後に少しリッチな気分を味わうためリッツカールトンのスイーツを食べに行きました。
トルコのお菓子セットをオーダーしました。ピンクがテーマのラブリーなカフェでスタッフの女性は、ピンクのピシャブを巻かれていました。写真を撮りましょうかとお声掛けいただき撮ってもらいました。

旅の最後の具沢山麺料理

帰国日は、夜中発でした。空港内にある中華?料理レストランは、とても人気があり、オイスター味の麺で沢山具が入っていて美味しかったです。空港の待ち時間でいいレストランがあると本当に幸せな気分になります。旅の締めくくりに最高でした。

マレーシアの旅まとめ

移住先として人気のマレーシアは、英語が通じる、日本食に困らない、地震が無い、冬の寒さが無い、医療はどうなのか知りませんが、四季が無く暑くても平気な富裕層向けの国というまとめになります。
とにかく暑くて、私は、まいりました。前回のベトナムとは違い、タクシーの勧誘などは、バトウ洞窟ぐらいなので、治安は良かったです。マレー料理としてのバリエーションは、私がまだ知らないだけで、あまり楽しむことはできませんでした。アジアの食のハブとして高級な中華料理や南国ならではのスイーツが楽しめるのはいいと思いました。
最後のおまけにバトウ洞窟の写真を貼っておきます。ここには、匂いのする食べ物を持っていってはいけません。野生の特に子育ての猿に襲われます。私は、帰りにほっとして売店でオレンジアイスを食べていたら、猿の視線を感じ、店に逃げ込みました。